キャッチコピーを考える
- 荒牧 直子
- 2023年12月7日
- 読了時間: 2分
ある日のYさん・4年生はおやつを片手に授業を開始しました。
とても美味しそうに食べているのでそれは何かとたずねると、お母さんの手作りクッキーとのこと。
今日はこのクッキーを学習材料にします。
※ぼうけんでは、何でも学習の材料になります。
まず、お母さんにレシピを教わってくるようにお願いしました。
Yさんは鉛筆とノートを持ってお母さんの元へインタビューに。
インタビューが終わったら画面の前に戻ってきて、そのメモを読みながら私にレシピを伝え、私はそれを目の前でワードに入力していきます。
入力と同時に2人で推敲もします。
今回はレシピですから、万人にわかりやすく伝えるための簡潔で客観的な文章を目指します。
次に、このクッキーを売り出す会社の社長になったつもりでキャッチコピーを考えます。
社長としては、多くの方に買っていただくためにいかに美味しいかを伝えたいところですから、じっくり話をして考えます。
私:どんなおいしさですか?
Yさん:そんなにめちゃくちゃおいしいってわけでもない。
私:えっ!お母さんのお菓子にはもっとおいしいものがある?
Yさん:うん。今日は帰ってきたらこれがあったから。
だけど、なーんか食べちゃうんだよな。朝も、昼も、夜もこれがあると食べちゃう。
私:つまり、飽きないおいしさということ?その上、やめられないとまらい?
Yさん:うん
Yさんが考えたキャッチコピーは
朝も昼も夜も食べてしまうほど、くせになるおいしさです。
カリキュラム:料理とレシピおこし
料理を作れるようになることは、自立への第一歩です。自活するための基礎となる料理に、レシピおこしを組み合わせることで、国語の能力も同時に高めます。
まず、経験を文章に起こす練習ができます。また、レシピという万人に分かりやすく伝えるための簡潔で客観的な文章を構築するための学習が行えます。
また、体験をもとに作文を書く、レシピを聞き取ることで要約の学習をするなどの学習効果を図ることができます。
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