忘れることのできないオムライス
- 荒牧 直子
- 2024年2月15日
- 読了時間: 2分
Kさん(6年生)
ぼくには忘れられないオムライスがあります。
それは、いつ食べたか思い出せないけれど、初めて見る丸いうずまきみたいな形のふわとろ卵の上に、黒いデミグラスソースがかかっていました。いつもとちがうオムライスで、特に卵は初めて食べる食感でした。その味は、デミグラスソースが卵にあっていて、すごくおいしくてしょうげきを受けました。
だから、そのオムライスを自分で作って家族みんなで美味しく食べたいと思いました。
そして、ふわとろ卵を作るために、お母さんに教わったり、インターネットで調べたりして作りました。
一回目はフライパンで返すのが慣れていなくて、やぶれたり、卵焼きのような感じになったりしました。
二回目は、一回目より少しいい手つきで、すばやく焼けました。ですが、ご飯の上に卵をのせるときにくずれたりやぶれたりして、完璧なできではありませんでした。
三回目は今までで一番すばやく、やぶれずに、きれいに半分に折りたためました。ご飯にのせるときも、きれいに横にのり、とろとろにできました。卵を切って開くところはあまりうまくいきませんでしたが、自分的には合格でした。そのオムライスを食べるとトロふわでした。
お店の再現はできませんでしたが、家族みんながおいしいと言ってくれたし、上手く作れたのでとてもうれしかったです。また自分でオムライスを作りたいと思いました。
(おわり)
今回はふだんの食事の支度を学習の材料としました。
ご家族全員分を、お母様やごきょうだいと一緒に作られたそうです。
授業時間が終わっても、きれいに焼けるようになるまで3回も挑戦したそうですよ。
今回もKさんにとって「忘れられない味」になることでしょう。
今回の授業の流れは以下の通りです。
1コマ目:どんなオムライスにしたいのか、作り方を調べたりお母さんに取材したりしてレシピおこし。
2コマ目:調理(この時、講師がKさんの実況やつぶやき、調理の様子をメモします)
3コマ目:作文(中心に書きたいことや、冒頭はどう始めるかなど構成を考えます。)
4コマ目:作文、推敲
5コマ目:視写+漢字に関するクイズやゲーム
時間的にもかなりじっくり取り組みました。
カリキュラム:寄り添い作文

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